薬王堂気まぐれ通信使bU73  2012−11−23
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

休日の前日は時々海に出ます


夕日追い、カキ筏に係留し、夕食を済ませ釣るのが私の流儀
持参するのは二日分の食料、それに水を忘れないようにします。
その夜は近くの湾内で眠り朝食を済ませた次の日には夕食と酒の肴調達します
これが私のパターン!



広島湾には多くのカキ筏があります。
カキ筏が波に揺られて落ちる貝や小動物は魚の絶好の餌!
アナゴや黒鯛(チヌ)、タイ、メバル、タコなどはカキ筏の下に群がります。

他にはどんな釣り方があるのでしょう?
今日は瀬戸内独特の『かぶせ釣り』を紹介してみましょう。

地元のおじさん(75歳だそうな!)が釣っていましたので取材してみました。
船は7メートルのジーゼル艇、40年は乗っている感じです。
餌はカキ、筏のカキは商品ですので取るのは厳禁、近くの岩場で採取します。
カキ(牡蠣)の字はオスを示すの字と、いわゆるカキであるという字が当てられます。
二枚貝のカキには岩にくっ付く牝(メス)側と、外れると浮遊する牡(オス)側の殻で成り立ちます。
オス側の殻を割り、貝柱の無い方、カキの腹側(腸)に針を刺します。


そのまま静かに海底に沈めてゆきます
15〜20メートルの海底に着いたカキの周辺に魚が寄ってきます。
カキの腸は魚の大好物、用心深い魚もこの誘惑にはかなわないようです。
おっちゃんの凝視は続きます。
竿先の微妙な揺れを逃しませんでした。
思いっきり竿を引き上げます
カキ筏の中に入られると糸が切れてしまいますので急いで反対側に移動します。
重さをこらえて一心不乱、何歳になってもこの感触はこたえられません。
タモ(網)を用意して魚を船縁に寄せます
よいしょと!


45センチもあろうかと思われるチヌを上げました。
今日は4匹目だと言う!
ゲートボールをするよりかよっぽど面白い!とおっちゃんは一言!
後10年は船に乗りたい!と、、、
私も全く同じ心胸です。
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